パーソナルスペース

パーソナルスペース。

今の時代に最も必要とされる。

そもそも、

パーソナルスペースとは、

他人が自分に近づくことを許せる

限界の範囲、

つまり心理的な縄張りのこと。

人が自分の周りに見えない空間として

持ち運んでいる事から

「携帯される縄張り」

とも呼ばれることがある。

対人距離

とも言う。

縄張りだから、

誰かがこれより内側に侵入してくると

(つまりそれほど近づいてくると)、

人は不快に感じたり落ち着かない

気持ちになる。

防衛本能が働いている状態になる。

たとえば電車に乗って空いている

席に座るとき。

空席が多いのにも関わらず、

既に座っている人の隣に座ろうと

思うか?

普通であれば、一番端か、両側が

空席のところに座る。

また逆に、

ガラガラの車内なのに乗ってきた人が

まっすぐ自分の真横に座ってきたら

どう思うか?

なんでこの人隣に来るの?

と不審に思い、

それから不快感を覚えるのではないか。

何らかの理由で自分を意識して近寄って

来たのではないか……

勘ぐりたくもなる。

また、少し混んでいるエレベーターに

乗っているとき。

何となく、

表示される階数を見つめていた

経験はないか?

これは、

本来侵入されたくない領域を

他者に犯されているため感じている

不快感を、別のものに集中することで

緩和させている。

一般的に、

男性の方が女性よりパーソナルスペース

が狭いと言われているが、

実はそれ以前に、

男性と女性は、その人を取り巻く

パーソナルスペースの形がそもそも

違う。

パーソナルスペースを考えて接客

できるように、

またチームプレーをよくするために

考えて行動しよう。

パーソナルスペースと共存することが

今の時代必要とされる。

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